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自殖弱勢?

昨年はあまり気が進まない上に時間も無かったので、ヘレボラスの交配はあまり行いませんでした。ホワイトピコ・ダークネクタリーとイエロー・ゴールドネクタリーの交配は是非やってみたかったのですが、花期が合わなくて残念なことをしました。

ゴールドセルフ

イエロー・ゴールドネクタリーは近親交配を繰り返した結果樹勢が弱くなっているという話がありますから、あまりやりたくはなかったのですが、自家受精させてみました。予想外に多くの種子が採れ、取り播きしたところ、最近ポツポツと発芽してきました。双葉の色は黄色っぽく、親株の葉に似ています。ただ、どの実生も弱々しく、自家受精による弱勢が現れているようです。ヘレボラスなどの虫媒花の多くは他花受精が基本なので、無理に自家受精させると極端に弱ってしまいます。このような植物の実生系固定品種を作る場合、ある程度のヘテロ性を持たせながら目的の形質だけについてホモ化をはかります。この実生のように既に弱ってしまったものについては、一旦別の系統と交配してヘテロ性を持たせる必要があります。

さて、イエロー・ゴールドネクタリーばかり増やしても仕方無いので、今はどんな花と交配したものか思案しています。クリアな赤と交配すれば、綺麗なアプリコット色も不可能では無いのでは?と考えているのですが・・・。

DDWxPinkPD

こちらはダブルホワイトにピンクパーティードレス(ミヨシ)を交配したもので、上のものと同時期に播種しました。交配そのものはいたずらですが、双葉は普通はこのようなものだという見本として紹介します。
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種の壁

昨日の記事で、雪割草の花弁では外側と内側で色違いが珍しくないと書きましたが、ならば雪割草とヘレボラスの属間交配は出来ないのか?という話になったりします。ラン科では属間交配は難しく無いのですが、キンポウゲ科では報告がありません。これはキンポウゲ科では属間の遺伝的な違いが大き過ぎるのが原因と思われます。正常に受精し種子が出来るためには、花粉が柱頭で正常に発芽・伸長することから始まって、相同染色体が一致する事、ゲノムサイズが一致することなど、様々なレベルでの「親和性」が必要です。キンポウゲ科は進化的に古い種族であるため、種や属が「分家」してからの年数がとても長いので、その間に交配が成立するための親和性が失われてしまったのでしょう。

これを「種の壁」と呼びますが、この壁を飛び越える技術が遺伝子組換えということになります。交配が不可能な種類から目的とする遺伝子だけを取り出して他の植物に組み込む事によって、目的の形質だけを組み込むことが出来ます。花の世界では、サントリーの青いバラが有名ですね。この技術を使うには、必要な遺伝子が判っていることと、組み込む植物の組織培養技術が確立していることが条件になります。残念な事にヘレボラスではメリクローンまでしか成功していません。

そういえば2~3年前にヤフーオークションを見ていて驚いたことがあります。ヘレボラスと雪割草や節分草との交配種子と称するものが販売されていたのです。さらに購入していた方もあったように記憶していますが、その後どうなったものか。恐らくただのヘレボラスの種子であって、普通のヘレボラスが発芽したものと思われますが、ヘレボラスブームに便乗したあまりの悪のりに気分が悪くなりました。誰が出品したのか判りませんが、もし専門業者であれば技術的にも商売的にも全く信用ならない人間であることに間違いありません。

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小輪多花

デュメトルムでない何か

6~7年前に高杉種苗より'デュメトラム'ということで苗を買ったものの、花が咲いてみると見ての通りのヒブリダスでした。
本来ならガッカリするところですが、沢山の長い花茎(40cmくらいになる)を直立させ、多数の小輪の白花を下向きに咲かせる姿が気に入ってしまいました。程よい剣弁で、スノーフレークの花を彷彿とさせます。総合的なバランスを考えると、こんな立ち姿が本来のヘレボラスの良さではないかと思うのです。

現在のヘレボラスブームは八重咲き花が先導しているので、こういう天の邪鬼な花はかえって貴重なのかも知れません。特に、花色が「白」というのは交配親として使いやすいですから、この株をベースにした交配をいろいろやっています。おおざっぱな交配目標は・・

1.ホワイトピコ&ダークネクタリー
 お馴染みのピコティー&ダークネクタリー(下の写真)は優性遺伝することが判っているので、1代目で小輪~中輪ピコは出て来るでしょう。多花性の遺伝はこれからの問題です。
香りの種子親(マザーピコ)


2.グリーンピコ&ダークネクタリー
 ホワイトピコとデュメトラム(本物)の交配で既に開花しているグリーンピコ(下の写真右側、左は親デュメ)を親にしてみよう。
デュメxピコティーNo.1


3.イエローピコ
 これは10年がかりか? ゴールドネクタリー(下の写真) X ホワイトピコ&ダークネクタリーの結果がどうなるか判らないが、これをさらに・・・
イエローゴールドネクタリー


4.香り系
 これだけ多花になれば、香りの弱い花でも強く香ってくれそうな予感。冬の庭仕事を香りで応援してくれるような個体が出来れば、寒さも楽しくなるかも。


あまり関係ないけれど、ネクタリーの色と花被片の色は独立して遺伝してくれないのか? 色々なサイトで探してもガーデンセンターを見て歩いても、全く発見出来ないのだからこの世に存在しないのだろう。同じキンポウゲ科の雪割草でなら珍しくも無いのに。

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ネズミはヘレボラスの蕾も喰う

ネズミとの戦いは相変わらず続いています。

玉型メセンが齧られてしまうので、栽培棚を包むようにネットをかけたら齧られることは無くなりました。その代わり他のものがやられるだろうと予想はしていたのですが、ヘレボラスの蕾が次のターゲットになりました。同時にラケナリアの開花株も掘り返してあり、少し球根が齧られていました。

ネズミの害1

ダブルピンクの蕾が喰われています。
花弁よりも雄しべや雌しべの方が好みらしく、モレーの球根の時のように中身だけが無くなった蕾が散らかっています。

ネズミの害2

楽しみにしていたゴールドネクタリーの購入苗(泣)
折角つぼみが着いていたのになあ・・・

ヘレボラスの根は有毒とされていますが、どうも種子や蕾にはネズミに害になるような成分は含まれていないようです。

こんな事ばかり続くようでは、何のために植物を栽培しているのか分からなくなってしまいますから、手荒な事はしたく無いと思いつつ、仕方無く殺鼠剤を置く事にしました。家人が目撃したネズミの大きさから、喰っているのはやはり警戒心が強いクマネズミらしいので、はたして効果があるかどうか?

明日はメセンの棚と同じネットを使って、ヘレボラスの鉢植えをガードしてやるつもりです。面積が広いし、隙間なく覆うのは難しそう。町中で園芸をやるのは困難な時代になったのでしょうか。

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近頃、地図の「上」は「北」とは限らないという注意喚起?

ヤフーのニュースを見ていたら「あきれた教師」ということで、下に引用した記事が掲載されていた。園芸とは関係が無い話題だが、地図の方角に関してはとても気になっていたので記録しておこう。

少なくとも私(S36年生れ)の世代では、小学校の授業で、「地図では上になっている方が北、但し、北を示す記号を入れれば北が上でなくても良い」というように習っているはず。だから、この記事の地図に関して言えば、どこがトンデモなのだか全く理解出来ない。これをトンデモと書くスポーツ報知の記者や、処分が妥当だとする教育評論家の尾木直樹氏は地図の「上」はどの方角を示すと教わったのだろう?是非知りたいものだ。

近頃、地図で気になるというのは、駅や街角、それに広告などで見られる案内地図で「上」が任意の方角になっているものを多々見かけるようになった事だ。確かに公園内などに設置されている案内地図(立て看板みたいなやつね)では、顔の向いている方向に合わせて描いてもらった方が見やすいとは思うが、紙の地図で任意の方角を上にされると眩暈がしそうだ。東京の鉄道路線図は北が上になっているものがほとんどだが、以前羽田空港が左上(つまり南が上)になった路線案内図を見たときには頭の中がぐちゃぐちゃになってしまった。それはそれで面白い体験であったが、このような南が上になっていたり、任意の方角が上になっている地図を見かけることが多くなったのは、最近の教育の成果なのだろうか?

この教師の年齢は私に近い。すなわち「古い教育」をされた世代と思われる。これからは「地図の上は北」と言うと、トンデモだ仰天だと罵られるに違いない。そういう注意喚起の記事なのだろう。地図の上がどの方角を指すかは、地図を描いた人に聞かねばならぬ時代が来たらしい。



***以下、全文引用***

「地図の上は北で下は南」??あきれた教師、分限免職
1月9日8時1分配信 スポーツ報知


 大阪市教育委員会は8日、特別支援学校の男性教諭(43)を教員として指導力不足で適格性に問題があるとして分限免職処分とした。この男性教師は、20年の勤務実績を持つベテランだが「三角形は一つの曲線と二つの曲線に囲まれる」「地図の上は北で下は南」、経線を「かけせん」と読んだりと、仰天授業を展開。1年間の校外研修を行ったが、改善が見られず、今回の処分が下った。

 中学校で社会科を約6年担当し、特別支援学校で14年勤務してきたベテラン教師が、トンデモ授業を行っていたことが、大阪市教育委員会の調査で判明した。

 調査によると、43歳の男性教師は、地図の読み方を説明する際、生徒に「上は北で、下は南」と見たままの?謎解説。山陰地方の「陰」の字も誤字で板書。指摘があって教科書を見ても、書けず、そのまま放置して先に進んでしまった。

 数学の授業では「三角形は一つの曲線と二つの曲線に囲まれる」と説明。経線を「かけせん」と読んだり、パソコンの授業では、的確な指示ができなかったことも。新学年になった時に、発注する教科書を前年度と全く同じものを頼んでしまう凡ミスもあった。

 特別支援学校では科目ごとの専任を置かず、幅広い分野を指導することが求められているというが、かなりの問題授業が常態化していたようだ。

 生徒や保護者からの訴えが続いたことで、事態を重く見た教育委員会では、昨年1月から1年間、模擬授業を行うなどの校外研修を行った。が、ここでも、助言や指導に対し「言い過ぎだ」「中傷だ」と声を荒らげ、逆ギレ。途中で席を立ったこともあったという。

 教育評論家の尾木直樹氏は今回の処分に関し「妥当でしょう。分限免職処分は認定が非常に難しく、裁判になることもあるが、これだけの証拠を集めたのは珍しいのでは?」と話す。

 「アルコール依存症、ヘビースモーカーで授業が手につかなかったりはよくある話。計算ミスを繰り返す、お経を唱えているような授業をする、というのもよく聞きます」。同氏によると、全国的に健常者の学校で問題が発生した場合、特別支援学校に異動させる人事が行われる傾向にあるという。

 分限免職処分は、地方公務員法第28条第1項第3号で定められており、懲戒免職とは異なり、退職金の受け取りが可能。大阪市では04年に3人の分限免職の処分者を出して以降、今回で4人目の処分となる。

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ヘレボラス ベシカリウス活動再開

2004年に播種したHelleborus vesicariusの実生の2008年1月の様子です。まずは写真を。

ベシカリウス2008


昨年の今頃は、7本ある実生のうち一番大きく育ったものでも本葉2枚でした。今年は3枚目の葉がのぞいています。

夏は葉が枯れてしまうのと、高温多湿を嫌うとされているため、日の当たらない棚下で乾燥気味に管理しています。昨夏はうっかりしていて乾燥させ過ぎてしまい、気がついたら1鉢はカラカラになっていたので、ひょっとしたらもうダメかもと落胆していたのですが、どちらも大丈夫でした。ただし、カラカラになってしまった方は、やはり根のダメージは大きかったと思われ、今期の葉の大きさは昨年並に止まるようです。

気がつけば播種から既に3年半が経過しました。この様子では、これから先も長い道のりが待っているように思われます。

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マツバランの来訪

ちゃんと記憶していませんが、数年前にブルーベリーの鉢植えにマツバランが現れました。どこからか胞子が飛んで来たのでしょう。植物園では時折目にする光景ですが、周囲に緑がほとんど無い住宅地の我が家の屋上に、いったいどこから飛んで来たのやら。ひょっとすると近所にマツバランコレクターが居るのかも知れませんね。

黄色いマツバラン

写真で判るとおり、鮮やかな黄色が目を惹きます。普通のマツバランは緑色ですから、ひょっとすると突然変異かも!でも、生育不良で黄色くなっているだけで、ちゃんと管理してやったら緑色になるのかも?等と考えながら1年以上観察しています。これまでのところ、四季を通じての大きな色の変化は見られません。随分昔、本に根が無い植物(極短い仮根がある)として紹介されていたので、一鉢くらい栽培してみたいものだと思っていたので、渡りに船とはこの事でしょう。

ところが、折角のチャンスなのに移植時期や栽培方法を全く知りません。ブルーベリーの鉢植え自体が植え替えないまま何年も経過して、培養土がガチガチに固まっているので、早めに移植してやらねばなりません。同じ季節に移植出来れば楽で良いのですが。随分昔に見たNHK「趣味の園芸」で、とてもデリケートな植物として紹介されていたのが強く記憶に残っています。なんだか心配になって来ました。

そこで、こんな事もあろうかと(嘘)買っておいた「古典園芸植物」誠文堂新光社(1977年)で調べてみる事に。この本にはマツバラン以外に、カンノンチク、フウキラン(=フウラン)、イワヒバ等の古典園芸植物と栽培方法が詳細に紹介されています。買ったままになっていたものが、今頃役に立つ日が来るとは!マニアックな記載が多いので、読んだだけで挫折してしまいそうです。完成度を高めようと思ったら、きっとそこまで極める必要があるのでしょう。とりあえず、移植時期と培養土を調べることにしました。最適期は10月で、次は4月だそうです。最近は温暖化傾向なので3月頃が良さそうです。培養土は桐生砂単用で良いらしいので、空気が乾燥気味な今頃から桐生砂を乾燥させておくことにしましょう。全く予期せぬ来訪者に戸惑いましたが、調べものを楽しむ事が出来ました。あとは上手く根付いてくれると良いなあ・・。

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花好きおじさんの園芸と植物に関するあれこれ。
たまに作り話もあるので要注意。

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