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菌類のふしぎ

12月13日 上野の国立科学博物館で開催中の特別展「菌類のふしぎ **きのことカビの仲間たち**」を見学してきました。

菌類2

昨年見学した特別展示「花」に比べると対象が「菌類」ですから、見学者の入りもきっと地味~なんだろうと予想していました。ところが、さすがに入場待ちの行列は無かったものの、会場内には多くの人が・・・台の上に置かれた展示品を見ながら説明文を読むので時間がかかる=人数の割には前に進めない。

先月は、科学博物館の近くにある東京都美術館でフェルメールを見てきたのですが、お客さんの層が明らかに違うのが面白いですね。フェルメールはやはり女性、特に中年以上の方が多いのに対して、菌の方はというと若い人、特に男性が多いです。明らかにもやしもんが目的の人も多々・・。

菌類4

一般的に「菌」と言った場合は細菌や粘菌も入るのですが、この展示会は科学博物館が主催ですから、生物分類学に基づいて「真菌類」を「菌」と呼ぶことになっています。分類学では、バクテリア(細菌)や藍藻は原核生物で、真核生物である菌類とは切り離して扱われます。知らなかったのですが、そもそも「菌」とはキノコを指す言葉なのだそうな。確かに「くさかんむり」があって、朽ち木から草が生えた感じのする文字ですね(妄想)。

菌類7

↑展示の大半はキノコ(樹脂浸透標本やレプリカ、液浸標本)でした。あと、もやしもんのキャラクター。その中には枯草菌や病原性大腸菌0-157なんかもあったので、展示会での「菌の定義」から言うと誤解を招きそうな気もしました。気がつかなかっただけかも知れませんが、キノコの展示は大まかな分類はあるものの、分類体系は判りにくいように思いました。キノコの分類は全く知らないので・・。

菌類6

↑黒穂菌の類が感染して肥大したトウモロコシ。マコモ筍のような仕組みで肥大するのでしょう。メキシコでは食用となる(左の缶詰)そうです。

菌類3

↑今回最大のお目当ての「光るキノコ」コーナー
小さなスリット状の覗き窓からヤコウタケが光っている様子を見ることが出来ます。
想像以上に光っているので驚きました。数本あれば本が読めるくらいの明るさ・・だそうですから当然かも知れませんが、やはり実物を見ると感動します。イタズラで「遺伝子組換えで光るようにしたキノコです」って書いておいたら、皆は「素晴らしい」と思うでしょうか?

菌類1

↑ヤコウタケ以外にも光るキノコは色々ありますね。
このパネルの向こう側には人工気象機が置いてあって、展示用に培養しているビンが沢山置いてありました。自分でやってみたい!

思い出話の類になりますが、椎茸が大好きでしたので、自宅で沢山採れたらいいなあと考えてホダ木が欲しかったことがあります。今でしたらホームセンターで安く売られているのですが、その頃は売っているのを見かけることすらありませんでした。ならば自分で作るしかないなと、図書館で色々と調べてみました。小学校5年生の頃の話です。それで、八百屋で売っている椎茸を材料に、先ずは寒天培地を作って菌糸を無菌培養する計画を立てました。菌糸が上手く培養出来たら、次に近くの材木市場でおが屑を貰って来る計画です。今では人工ホダ木(おが屑培地)での子実体(キノコ)生産は商業的に行われていますが、当時は非常に困難と考えられていました。まあそこは子供っぽい万能感で、自分なら出来るんじゃないかと無邪気に(当然のことながら当時は本気)思ってチャレンジすることにしたのです(笑)。もちろん高圧殺菌釜などは無いので、コッホ式蒸気殺菌(蒸し器で1時間殺菌を1日おきに3回行う)で培地を殺菌し、椎茸を表面殺菌してから内部の組織(菌糸)を切り出して培地に置きました。数日後・・・見事にコンタミしていました。椎茸を作るはずがカビが生えまくって、結果的には人生初のコンタミ体験となった訳です。とにかく教えてくれる人がどこにもいなかったので、どこで材料を手に入れたら良いのかから全部自分で考えねばなりませんでした。おかげで、殺菌法やキノコの人工栽培の基本的なことを学ぶ事が出来たので、結果は失敗でしたが楽しい経験になりました。

そんな事をなつかしく思い出しながら、発光キノコの培養をやってみたいと考えています。誰か技術的なことを教えてくれないかなあ・・・。

そういえば、夜の西表島の林道を歩いていたら、落ち葉や朽ち木がかすかに光っていました。恐らく微生物が光っているのでしょうが、発光のメカニズム等はどこまで判っているのでしょう??うまくやったら、培地全部が光ったりするのでしょうか?

菌類5

↑見学が終わるとすっかり日が暮れていて、西洋美術館ではイルミネーションが綺麗です。
背後にあるのはロダンの「地獄の門」・・・ダンテの神曲に出てくるあれですね。怖いので遠くから見るだけにしておきます。
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花好きおじさんの園芸と植物に関するあれこれ。
たまに作り話もあるので要注意。

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