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沖縄植物探訪2001夏(1)

多良間島

2001年6月24日
長年の念願がかなって、石垣島行きの飛行機の中にいました。梅雨の明けた南西諸島は天気も上々で、はるか眼下にあるはずの島々が手に取れるように近くに見えました。6月28日まで4泊5日の植物調査期間中の天気も良さそうです。

この調査の目的は、八重山諸島でのリュウキュウイナモリというアカネ科植物(学名 Ophiorrhiza liukiuensis)、ならびにクサミズキというクロタキカズラ科植物(学名 Nothapodytes foetida)の自生地観察と実験材料採集です。西表島は国立公園に指定されている地域もありますから、事前に許可を受けての調査行でした。(写真は多良間島)

<旅程>
24日 羽田発/石垣島・北部の荒川・吉原海岸付近、バンナ岳付近の調査
25日 石垣島・於茂登岳登山道調査 川平湾散策
26日 西表島に移動/白浜林道、古見、大富付近調査/石垣島に戻る
27日 再度於茂登岳登山道調査
28日 羽田着

この植物調査の計画、もとはと言えば15年前に遡ります。ところが、「石垣島に自生している」という以外の詳しい自生地情報が皆無の状態でしたので、闇雲に歩いても見つかるはずはないと断念していました。それが、ひょうんな事から植物由来の天然有機化合物を専門に研究されている千葉大薬学部の相見則郎先生と一緒に仕事が出来る事となり、自生地調査の経験が豊富な先生にあつかましくも案内をお願いして今回の調査旅行となりました。

サザンゲートブリッジ

先生の定宿「大原ホテル」から離島桟橋、サザンゲートブリッジ方面の眺め。

梅雨明けの太陽は眩しく、気温も33℃と、最高の天気が我々を出迎えてくれました。ホテルの部屋で少々休んでから、北部海岸付近にてクサミズキの探索です。絶滅危惧種に指定されている植物で、もともと数が少ない上に自生地である海岸付近が開発された事が個体数減少の原因と考えられています。

沖縄と言えば「ハブ」。石垣島にはサキシマハブというハブの一種がいます。毒性は弱いというものの場合によっては命にかかわります。薮をつつくのは恐ろしいのですが、先生はどんどん薮に入って行ってしまいます。私も落ち葉がガサガサと音をたてる度にビクビクしながらクサミズキを探しました。結局この日は1時間弱の探索で2本の比較的小さな木を発見しました。植物採集が目的では無いので写真におさめて観察終了。石垣市内から近いバンナ岳の公園に向かいます。

於茂登岳遠望

バンナ公園の展望台から於茂登岳(中央、小さな鉄塔が見える)を望む。写りの良いものが無かったので、昨年11月に撮影した写真です。

於茂登岳は沖縄県で一番高い山です。標高526m。「明日はあの山に登りますよ」と先生は事も無げにおっしゃいますが、立っているだけでも汗が吹き出て来るくらいなのですから、本当に登れるのだろうかと思うと自信がありません。

展望台からの眺望を楽しんだ後は、公園内でリュウキュウイナモリを探し、数十本の自生を確認しました。公園内は市民の憩いの場所として整備が進められていて、今後もこの場所で育つ事が出来るのかどうか心配な感じです。丁度、果実が出来ていたので数個採集してホテルに戻りました。翌日からはいよいよ探索開始です。
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テーマ : サイエンス
ジャンル : 学問・文化・芸術

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花好きおじさんの園芸と植物に関するあれこれ。
たまに作り話もあるので要注意。

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